作品を所蔵する主な文人墨客 |
■本庄宗秀(宮津藩主)
六代目。幕末の老中を勤める。又、伊勢神宮の大宮司となる。 |
■菊池寛(小説家)
高松藩、藩儒の出身。小説家協会を創立し「文芸春秋」をおこす。 |
■鈴木百年(画家)
山水、人物、花鳥画が得意。京都府画学校の教授を勤める。 |
■野口雨情(詩人)
枯れすすき(船頭小唄)の作者。シャボン玉、十五夜お月さん、青い眼の人形、赤い靴など童話作家としても有名。 |
■富岡鉄斎(書家)
京都の人。書をよくし詩文に長ずる。帝国美術院の会員となる。 |
■吉川英治(小説家)
宮本武蔵、三国志、太閤記などを書く。文化勲章を受ける。 |
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12月
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11月
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−大広間−
鈴木百年が一年を通して季節を描いた12枚の襖絵に囲まれた空間です。
(写真をクリックしてください。大きくご覧いただけます。) |
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宮津藩主ご愛用の手提げ御重箱と▼謁見間用火鉢 |
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輪王寺の無外道人(高名な書家)が
日本三景の宿一軒ずつにその書を遺されました。
「蒼龍臥波」・・・清輝楼の三階から天橋立を俯瞰すると、まるで「蒼い龍が波に横たわっているようだ」と天橋立を賛じた書。
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当館では、明治中頃より歌人の人々のお宿としてまいりました。その方々によって書かれた書画を多数保存しております。一部ここでご紹介させていただきます。
▼宮津藩の儒学者 沢辺北冥の書。様々な書体で書かれています。 |
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五言絶句・五歌韻
萬松千古碧
(バンショウ、センコノヘキ)
雁字弄烟波
(ガンジ、エンパモテアソブ)
天下比倫絶
(テンカ、ヒリンニタツ)
如斯勝景何
(カクノゴトキショウケイイカンゾ)
遊天橋・・・無外道人
※雁字=雁の飛ぶ様
※比倫絶=比べるものがない
※何=感嘆詞
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−天保絵皿−
北前船の寄港地宮津に伝わる天保の絵皿図。正確な日本地図が流布する前のもので興味深い。 |
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▲−北欧の皿−
現在の磁器のブランドの「マイセン」や
「ジノリ」等を思わせるような皿です。
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−回廊−
1805年作、丹後半島の東海岸線が描かれた「与謝江海図」は圧巻です。江戸時代の貴重な書画を同時に展示しております。
「もうひとりの写楽」より |
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▲雪舟筆天橋図(国宝)「雪舟作」
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▲文珠晩鐘 「近藤浩一路作」
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▲引き札明治初期の清輝楼の広告
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▲金子常光画(右クリックで「拡大」を選択していただければ大きくご覧いただけます。)
宮津鳥瞰図 北海道から九州までが見えるように描かれている鳥瞰図。大正末期にパンフレットをつくるために原画を依頼しました。
【FLASH素材について】この作品はFLASHで作成されています。
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▲吉川英治(小説家)
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「松〃〃どれも日本のすがたかな」
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吉川英治は「鳴門秘帖」「松のや露八」「宮本武蔵」「太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」をはじめ、長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、多くの人々に愛読され、国民文学作家と親しまれました。
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▲野口雨情
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「空を眺めて高いこと」
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「お耳をふりふり
ぴょ〜んぴょん」
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「角をふりふり
行列だ」
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1882(明治15年)5月29日、茨城県多賀郡磯原村(現茨城市磯原)に生まれました。「赤い靴」(大正10年)のほかに「十五夜お月さん」「七つの子」「青い目のお人形」「シャボン玉」「雨降りお月さん」「証城寺の狸ばやし」「あの町この町」「ウサギのダンス」「磯原節」「波浮の港」「船頭小唄」などたくさんの歌を書いています。童謡で知られた雨情ですが、日本全国を旅して各地に民謡を書いています。今、北海道から鹿児島まで実に107基の雨情の詩碑があるそうです。 |
▲菊池寛
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「父帰る」「藤十郎の恋」などの戯曲、「恩讐の彼方に」などの短編を一度は読んだことがあるという人ならたくさんいるでしょうし「文芸春秋社」の創業者、「芥川賞」「直木賞」の創設者であることを知識として記憶している人も少なくはないでしょうが、菊池寛という人間の「面白さ」「革新性」を、時代という文脈の中で語れる人間はほとんどいないのではないのではないでしょうか?。彼が、大正・昭和を通して、「ジャーナリズム」と「映画」という新しいメディアの創出に大きく関わった事実もあります。
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ここでは、残念ながら「ざっと」しか作品の紹介は出来ません・・・。
日本旅館の使命は日本文化の継承者であり、発信基地であることです。
宮津にある日本旅館は宮津の歴史文化の継承者であり、発信基地でありたい・・・。
数々の先人によって残された清輝楼での足跡。
「小さなちいさな美術館」を通じて宮津の歴史文化を皆様にお伝えしたいと考えております。
日本の、宮津の歴史・文化を散策していただき、 あなたの足跡も是非残しに来て下さい。
お待ちしております。
−館主−
小さなちいさな美術館ご案内資料もご覧ください。
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