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 清輝楼ではこのほど平成 18 年 7 月末に ISO14001 を取得することができました。そもそもなぜ取得に取り組んだかと言いますと、やはり平成 16 年秋の台風災害が起因していると思います。その年は日本中を数多くの台風が襲来し、丹後半島全域はもちろん、日本三景天橋立の松が 200 本近く折れるという被害がありました。地元では台風襲来後すぐに名松リバース実行委員会が立ち上がり、倒れた松に「いのち」を吹き込んで再生しようと、多くの方が懸命な努力をしてきました。

 その活動の中でいろいろと勉強してみますと、今回の台風はたまたま起こったのではなくて、これには原因があるということ、今後はこのような自然災害が地球規模でどんどん発生するだろうということが分かりました。自然災害の原因とは言わずに知れた環境破壊です。我々が想像する以上にその環境破壊は深刻だったのです。そのような背景のもと平成 17 年春に地域をあげて環境問題に取り組もうと、丹後地区の旅館が12施設集まって群審査を受けることになりました。地域の旅館がまとまって群審査を受けることは日本で初めてだそうです。

 ISO14001 の取得には約一年間必死に努力してきました。その苦労をあげればきりがないですが、みんな本当にがんばってきました。 ISO14001 は簡単に言うと「旅館の営業活動をしながら、着実に環境に対してよい取り組みを行うことができる、その仕組みづくり」です。今回取得できましたがこれからが本当のスタートになるのです。

 清輝楼では最初の年は、大気中の二酸化炭素を減らすために、ゴミの徹底的な分別やその計量(実際一年間にどれほどの量のゴミをだしているのか把握して、それを減らす努力をします)、そして電気使用量の節約に取り組みます。毎日着実にできるところからはじめるのです。審査に見えた方は「清輝楼は元禄年間からこの旅館業を営み、今現在は明治 20 年代の建物を維持している。祖先から受け継いできたものを大切に今も生かしているということは、そのこと自体が環境に対してとっても良いことなのですよ」と言われました。これまで私たちのあり方が環境に良いなんて考えてもいませんでしたが、専門家の方からみるとそうなのかもしれませんね。

 旅館の中で話し合っていた中で、こんな話がでてきました。私たちは何故普段から意識して善い行いをしようと努めるのでしょう?それは、自分たちは何も悪いことをしていないつもりでも、もしかしたら自分の何気ない行いが、他の方を傷つけてしまっているかもしれないから、知らず知らずに罪をつくってしまっているかもしれないからです。環境に対しても同じではないでしょうか。

 自分たちの悪気ない行い、「自分一人ぐらいの小さな行いは、地球に悪影響なんか与えていないだろう」という意識が、日本中・世界中に累積してこれまで地球を苦しめてきたのだと思います。できることから今はじめましょう。

主人 徳田誠一郎



ISO 14001:2004
JIS Q 14001:2004
登録日:2006年7月24日
《株式会社 清輝楼》

「環境理念」

日本三景天橋立をいただく丹後の宮津で元禄年間より300余年多くの文人墨客に愛されてきた清輝楼は、この宮津の歴史文化を多くの皆様にお伝えすべく館内を「小さなちいさな美術館」としています。歴史に根ざした町づくりをすすめ、大自然の恵みと先人の恩恵に感謝し、世界的な視点に立ち、地球環境保全をはじめとする人類共通の問題解決をめざす活動の一端を担うべく、以下の環境方針に基づいた活動に取り組みます。


「環境方針」
  1. 清輝楼は、宿泊、料飲等の事業活動においての環境マネジメントシステムの継続的改善及び汚染の予防を行います。
  2. 清輝楼は、環境側面に関係して適用可能な法的及び同意するその他の要求事項を順守します。
  3. 清輝楼は、以下の項目について環境目的及び目標を定め、定期的に見直します。
    • 二酸化炭素排出削減について
    • 廃棄物の削減活動について
    • 文化財的価値のある清輝楼の建造物について
  4. 清輝楼は、地域の皆様と連携して天橋立の松の再生運動、天橋立世界遺産登録運動などに代表されるような地域環境保護活動に取り組みます。
  5. 清輝楼は組織で働く者及び業務を委託する事業者に、清輝楼の環境方針及び環境活動を周知します。
  6. 清輝楼は、環境方針を文書化し、一般の方が入手できるようホームページ上に公開します。

 

2009年4月1日  文人墨客の宿 清輝楼 

十三代主人 徳田誠一郎